ツァオ財団 理事長
共生社会における高齢者の生活の向上と、健康な長寿の推進に取り組む地域の運営財団であるツァオ財団の理事長兼創設理事。1993年ツァオ氏の祖母により設立された同財団は、地域に根ざした高齢者ケアを主導する団体であり、長年にわたり高齢者の擁護活動を続けてきた。財団の5つの主要なイニシアティブ―HMCSA(Hua Mei Centre for Successful Ageing)、HMTA(Hua Mei Training Academy)、シンガポール国際長寿センター(International Longevity Centre Singapore)、生産的な長寿に向けた取組み(Initiative in Productive Longevity)、ComSA(Community for Successful Ageing)―を通じた研究やイノベーション、社会システムを変革する役割を果たすことで、高齢化の諸課題に取り組み、サクセスフル・エイジングを推進し、政策及び実践的なレベルで、高齢者の生活の質を向上させることを目指している。